8か月間、発信を止めた理由
8か月間、発信を止めた理由

イラストはChatGPT作
VTMCのブログを、約1年ぶりに再開します。
2025年5月を最後に、私たちは発信を止めました。
SNSが当たり前のこの時代において、「発信を止める」というのは、決して良い選択ではありません。
それでも、あえて止めました。
理由はひとつです。
中途半端なものを、受験生に届けたくなかったからです。
この1年間、私たちは表に出ることなく、ある問いに向き合い続けていました。
「国家試験において、本当に信頼できる知識とは何か?」
受験生は、最後の最後に何を信じるのか。
どんなに優れた問題集やまとめ資料があっても、最終的に立ち返るのは——
教科書です。
獣医学教育において「正しい知識」とされるものは、
コアカリキュラムに基づいた教科書にあります。
これは、揺るぎません。
しかし同時に、私たちはもう一つの現実も知っています。
教科書をすべて読み切り、理解し、記憶することは極めて難しい。
情報量は膨大で、時間は限られている。
どこが重要で、どこを優先すべきかも分かりにくい。
つまり、
教科書は「最も正しい」
しかし「最も使いにくい」
この矛盾が、受験生を苦しめています。
では、どうすればいいのか。
教科書の価値を損なわず、
むしろその価値を最大限に活かしながら、
受験生が学びやすい形にすることはできないのか。
この問いに対する答えを出すために、
私たちは一度すべてを止めました。
そして、この1年間。
実際に全科目の教科書を購入し、読み込み、学び直しました。
そこには、著者である先生方の強い意志と責任、
そして「正しい知識を伝える」という重みがありました。
だからこそ、確信しました。
教科書を軽視する学習は、決して成立しない。
同時に、もう一つの結論にも至りました。
教科書のままでは、学習効率が限界を迎える。
だから必要なのは、
教科書を要約することでもなく
教科書を置き換えることでもなく
教科書を「普通の国試受験生が
活かす仕組み」を作ることでした。
この仕組みが、完全に形になるまでは発信しない。
そう決めて、私たちは内部開発に集中しました。
そして——
その形が整ったのは、
国家試験のわずか1週間前、2026年2月9日でした。
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